勢いにのる 台湾漫画の新しい波
2024 / 9月
日韓の漫画との競争に直面する中、台湾の漫画は近年、独自のブランドを形成しており、国際的な賞を次々と受賞して注目されている。「国籍にかかわらず、漫画ファンにとって漫画は共通の言語なのです」と台湾漫画基地にある基地書店の張敏慧店長は『光華』のインタビューに答えた。今月のカバーストーリーは「世界へ出ていく台湾漫画ブランド」「台湾の有名な漫画作品」「台湾漫画の聖地」「注目されるキャラクターIP」「外国人漫画家が描く台湾」などの面から台湾漫画の発展と現在の姿をご覧いただく。
>
カバーストーリー
台湾漫画の勢いが止まらない!
――第三波黄金時代の到来
2022年に『光華』が台湾の漫画市場を報道した頃、2010年から兆しを見せ始めた台湾漫画の「第三派黄金時代」が本物かどうか、多くの人がまだ答えを出せずにいた。しかし、今はその到来を確信できる。......
台湾漫画の勢い
日韓の漫画との競争に直面する中、台湾の漫画は近年、独自のブランドを形成しており、国際的な賞を次々と受賞して注目されている。「国籍にかかわらず、漫画ファンにとって漫画は共通の言語なのです」と......
台湾漫画の聖地を訪ねる
漫画ファンであろうとなかろうと、台湾の北部、中部、南部にそれぞれある台湾漫画基地、国家漫画博物館、台南浮世図像所を訪れれば、より深く台湾を知ることができ、驚かされることだろう。......
国家漫画博物館:
漫画は記憶とともに
台中市西区の林森路には古めかしい木造の家屋群があり、歴史と歳月に照らされて幼い日々の思い出がよみがえる。親子で一緒に本を読んだ頃を懐かしむとともに、台湾漫画の現在の姿に触れることもできる。......
台南浮世図像所:
台湾への贈り物
多くの漫画ファンが金曜から日曜の開館日に「台南浮世図像所」にやってくる。ここでは『来自清水的孩子(台湾の少年)』の作者・周見信に会え、購入した本にサインも入れてもらえる。......
キャラクターIPが語る台湾
国際舞台で見せる存在感
LINEでは「美美(メイメイ)」のズバッとしたセリフのスタンプで気持ちを表し、リュックには「麻吉貓(もちにゃん)」のぬいぐるみストラップをつけ、手に持つのは「貓貓蟲 咖波(Bugcat C......
台湾の時代、彼らの物語
外国人漫画家が描く「台湾」
自由で活気に満ちた台湾の出版文化は、漫画業界に絶えず新しいエネルギーをもたらし、近年では多くの外国人漫画家を惹きつけている。彼らは台湾で作品を出版したり、外国の視点から「台湾」の物語を描い......