亜熱帯と熱帯の境界に位置し、海岸から高山まで豊富な地形に恵まれた台湾には、多様な樹木が生息しているが、中でも「四大奇木」と呼ばれる樹木があることをご存じだろうか。またビンロウにはどのような伝説があるのだろう。台湾中のハイキングコースで見られるシダ植物には実は非常に希少な品種も多く、保護の対象としている国も少なくない。今月は台湾の山林に入り、貴重ながら親しみのある台湾の樹木についてご紹介していく。
「オート三輪が音を立てて、ニューデリーのPaschimi Marg通りを行き来している。まだ午前9時前だが、『駐インド台北経済文化センター』の外ではインドの人々がビザ手続きの始まるのを待っている……」。ベトナムとフィリピンに続いて『台湾光華』はインドを訪れた。今月から、台印関係、スマートシティ、台湾の隠れたチャンピオン、農業交流など、台印交流の成果をシリーズでお伝えする。
台湾の至る所で食べられる麺線(素麺)もご紹介する。地元の食材が加えられ、職人の手でさまざまな味わいを醸し出す麺線。同じく米酒も暮らしに欠かせない重要な存在だ。食卓だけでなく、人の誕生から死まで、あらゆる儀式でも重要な役割を果たす。さまざまな場面で用いられる台湾の米酒の文化に触れていただきたい。
今月はさらに、第6回唐獎をご紹介する。「今回の受賞者は真の知恵をもって革新的貢献をもたらした。そして期せずして同じように現在の世界で最も求められている持続可能な開発と環境正義に向けて明確な道を示し、解決策を提供している」と唐獎教育基金会の陳振川CEOは述べている。また、今年8月に開催されたSDG Asiaサミットには、花蓮慈済病院、和信治癌センター病院、衛生福利部台北病院や台北市立聯合病院中興院区など多数の医療機関が参加し、先端医療技術と病院の省エネや温室効果ガス排出削減の具体的成果を展示するなど、持続可能な開発に向けた台湾の努力を示した。
今月の読者からの投稿写真のテーマは「自転車王国―台湾でサイクリング」だ。投稿者の張利聡さんは「仲間とともに走れば、茶の香りと静けさが身近にあることに気付かされる」という言葉を添えている。『台湾光華』とともに、弊誌スタッフの想いが届くことを願っております。