>
台湾の遊び方
2月 2025
.
台湾の温かく優しい力
この雑誌を開いた時、あなたは台湾の多様で豊かな姿を目にするだけでなく、この島に流れる暖かく優しい力を感じることだろう。この力は深く心に染みる、互いをつなぐ温度である。それは茶の里の霧や海辺......
故宮の国宝「翠玉白菜」が
初めてヨーロッパへ
2025年、台湾の「文化外交」は新たな時代を迎えた。外交部(外務省)と文化部(文化省)が協同で計画した「欧州-台湾文化年」は、文化を懸け橋として台湾の素晴らしい物語をヨーロッパのメインスト......
史跡・漁港・ アートフェスティバル
宜蘭頭城の老街
宜蘭県の頭城は、蘭陽平原開拓の第一の町と呼ばれている。そこの老街(古い町並み)はわずか600メートルの長さだが、宜蘭全県で文化遺産の密度が最も高いエリアでもある。頭城には五つの漁港があり、......
茶の新しい道
次世代が受け継ぐ ――坪林老街の物語
東洋で生まれた茶文化は東から西へと海を渡って広まり、世界の貿易地図を塗り替えるとともに、各国の言語にも静かに浸透していった。福建や台湾から茶葉を輸入していた地域やその経由地の多くでは、「茶......
スローな旅の風景
――台湾の観光列車に乗る
日本の「鉄道デザインの父」と称えられる水戸岡鋭治氏は「列車に乗ること自体が旅の目的になる」と語っている。近年は台湾でも数々の観光列車が誕生し、洗練されたデザインの内装、おいしい料理、行き届......
「海の熱帯雨林」を護る
サンゴの保全と再生への 台湾の取り組み
映画『ファインディング・ニモ』の中で、主人公の魚――カクレクマノミのニモがサンゴ礁を泳ぐシーンを覚えているだろうか。現実の世界でも、この美しい海底の景観は海の生きものを育む「海の熱帯雨林」......
建築の美――
線と光と空間の対話
.......
世界に誇る台湾の石干見
澎湖の石干見(いしひび)群は609基にも及び、その堤の長さは133㎞を超え、まるで海上に築かれた長城のようだ。なかでも吉貝嶼の石干見は101基が現存し、その密度は世界一を誇る。 数の多さだ......