2017年ユニバーシアード台北大会には各国から優れたアスリートが集まり、熱戦を繰り広げた。彼らが戦うのは勝つためであり、また己を乗り越えるためでもある。
体操競技には、鞍馬、吊り輪、跳馬、平行棒、鉄棒、平均台、段違い平行棒、床運動があり、それぞれ30~90秒という限られた時間内に完全な動きを披露して採点を待つ。
体操は、肉体の極限を追求するスポーツである。
私たちはシャッタースピード2000分の1秒のカメラを構え、肉眼ではとらえられない凝縮された瞬間をとらえた。
汗が滴り、筋肉は張り詰め、滑り止めの白い粉が舞う。自らの限界を乗り越えようとするアスリートの姿に喝采を送ろうではないか。
鞍馬競技で全神経を集中させて静止する選手。(上/林格立撮影)
平行棒と平均台は、肉体の線が最もよく現われる種目である。(左/林格立撮影)
平行棒と平均台は、肉体の線が最もよく現われる種目である。(莊坤儒撮影)
引力に逆らい、腕の力だけで全身を支える。息をのむ瞬間の連続だ。(莊坤儒撮影)