今年(2021)の東京オリンピックでは台湾の選手が目覚ましい活躍を見せ、金2、銀4、銅6、計12のメダルを獲得。五輪メダル獲得数で台湾は過去最多を記録した。
アスリートたちの厳しい練習、コーチの懸命の指導、スタッフのサポート、そして政府の五輪ゴールド計画の力が合わさることで、この歴史的な時を迎えることができたのである。そこで今回『光華』は「東京オリンピックスペシャル」をお届けする。勝利と感動の涙、そして台湾の力を世界に示した歴史に残る瞬間を、振り返ってみよう。
バドミントン男子ダブルスの王齊麟と李洋は息の合ったプレーを見せ、台湾初の五輪バドミントン金メダルを獲得した。(TPG達志影像提供)
バドミントン女子シングルス世界ランキング1位の戴資穎が銀メダルを獲得。台湾のバドミントン史に新たなページを開き、台湾の誇りを示した。
柔道の銀メダルに輝いた「パイワンの勇士」楊勇緯(白い柔道着)と、金メダルを取った日本の高藤直寿選手(青い柔道着)。試合後に二人は手を取り合い、抱き合って互いの健闘を称え、台日友好の一面を見せた。
あん馬種目の予選で得意の「トーマス旋回」を見事に決めて最高得点を獲得した「あん馬プリンス」李智凱は、台湾のオリンピック体操種目史上、初の銀メダルを持ち返った。
アーチェリー男子団体の魏均珩(左)、湯智鈞(右)、鄧宇成(中)は順調に勝ち抜き、東京五輪団体戦の銀メダルを獲得した。
潘政琮はプレーオフを制して台湾ゴルフ初の銅メダルに輝き、試合後はキャディを務めた妻の林盈君と抱き合って喜んだ。(TPG達志影像提供)
陸上の投てき種目からウエイトリフティングに転向した陳玟卉は予想を超える活躍を見せ、64キロ級で銅メダルを獲得。
銅メダルに輝いた黄筱雯。台湾ボクシングに初のメダルを持ち返った。
「卓球の神童」と呼ばれる林昀儒(左)と女子トップ選手の鄭怡静(右)は、卓球混合ダブルスで銅メダルに輝いた。
「小清新」の愛称で知られる文姿云は初の五輪に挑戦し、空手女子組手55キロ級の銅メダルを獲得。
テコンドー女子の羅嘉翎は順調に勝ち抜き、銅メダルに輝いた。(TPG達志影像提供)